別猫プーチン・1

いつものプーチンは、玄関を開けると出迎え、「遅いんじゃー! はよごはーん
」と走ってキッチンまでダッシュで誘導するのだが
この日は、そんなこともなく、気配もない。

あわてて探すと、ベッドの上にいた。
吐いた跡も2箇所あった。
目やにが出て、目の輝きも元気もない。呼吸も心なしか大きく、体を動かすのもとてもゆっくりでつらそうだ。
「どうした?」と耳や体や脚を触って、異常ないかを一通り見た。
そっとなでていると、安心したのかゴロゴロいうのだが

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       携帯画像より。”24時間絶食”のメモを見てがっくりするプーチン。

特にここが痛い、という箇所はなさそうだ。
でも 体勢を変えるのも途中でやめてしまうし
見るからにつらそう。
病院の診察時間は過ぎていたが、
すぐに電話して説明すると、幸い「すぐに連れてきてください」と言っていただいた。

「ハーネス装着→キャリーバッグ」にも抵抗することなく
すんなりクリア。よほどしんどかったのだろう。こんなことは初めてなのだ。
これにはわたしもちょっとあわててしまい、
噛まれよけのエリザベスカラーをつけるのを忘れてしまったほど。

病院に着き、カラーをつけられてもおとなしい。
びっくりしたことに キャリーバッグから診察台に上がり、体重を量れたりもした。

が、時間の経過とともにじわじわ怒りがこみ上げてきたらしく
噛み付き、絶叫、パンチキックの大暴れ、う○ぴおみまい、頭突きで
いつものプーチンに(気づいたら)戻っていた。

触診、内診、点滴、注射、のフルコースの間
私は前脚を、看護師さんは後ろ脚をかなりの力で保定。
今回の看護師さんはプが始めての方で、先輩看護師の方が
「ほんとに暴れるから!
しっかり抑えて絶対はさないで。ほんとすごいから!!」と指導していた。

点滴の10分間は、まさに格闘技だった。
注射も、そのあとのマッサージも、それはそれは壮絶だった(大暴れで:笑)。

診察時間が過ぎている中、無理いって連れていったのが「暴れ猫ランキング上位のプーチン」で
病院の雰囲気をもどん底までおとしめ、さらにスタッフの方の疲労感も倍増させてしまったのだが(笑)
点滴&注射後は状態上向きだ。
先生はじめ、病院の皆様に感謝。

悪いのは消化器系らしいので、安静にして部屋を温めた。