4色の猫を観に渋谷へ。
入ってすぐのつかみの部分は、住吉英昭さんの写真。
駐車場のアスファルトに囲まれた猫。しっとりしたグレーの世界の中に、ところどころの差し色が効いています。
こういう路上写真的な感じで続くのかな、、と思いきや、アップでドーン!な作品や、綺麗な青空のヌケのいい作品があったり
多面的な見せ方をされているのが印象的でした。ちなみに名刺はオラウータン(もしくはゴリラ?)写真でした。
次には、曽根原昇さんの作品。
どれもすごく良かったです。牛も人も猫も、撮る人もみんなが自然体。
その空気がきちんとこちらに伝わってきて、しばし見入ってしまいました。
中でも素敵だったのは、牛舎の中の柔らかい光の中に猫が居る作品。
こちらは残念ながらポスカは制作されてないとのこと。
ご本人様とちょっとお話させていただきましたが
ポスカにするには地味(メンバー内ではとても評判がいいそうですが)だそう。えー地味かなー(笑)、そんなことないですよ。
そしてこれを展示する・しないも迷われたそうです。えーー、なぜーーー!!
なので本にも載っていなくて、とても残念・・。
そして次には巣山悟さん。
丁寧に仕上げられたモノクロ作品たちは、『引き』の加減が心地よく、
猫が居ることとモノクロであることの必然性が感じられ、質感もとてもよかったです。
ポートフォリオで商撮もありましたが、これがまた上手いんです。
スイーツの瑞々しさが、本気でわたしの食欲をそそりました。
締めは池口正和さん。
コントラスト高めの、緊張感のある作品が多かったように思います。
ポートフォリオにあった上京前の写真と比べて、撮り方が全然変わっていたので
そのあたりも興味深くて、直接お話が聞きたかったです。
みなさんそれぞれ、きちんと自己表現されているので、
それぞれの世界観もわかりやすかったように思います。
さて、その後は新宿へ移動。
ペンタックスフォーラムで開催中の伊沢 正名『キノコの世界 ~森の循環~』を観てきました。
キノコってあんなに気高くて美しいんだ、と素直に思えました。
今度、キノコ見かけたらチャレンジしてみよう。
いろんな写真を観て感じるのは、写真ってそのままの個性なんだと。
いいところもそうでないところも、どうしようもなく全部さらけ出てしまう、とても怖いものだな、と。
だから、ひとつひとつを丁寧に積み上げて、常に内面も磨いておきたいな、とそう思うのでした。
そうそうそして、なんと会場で偶然とにゃままさんとお会い出来ました。
実際お会いするのは初めて!イメージ通り、小柄で可憐な素敵な方でした。
あ、でもお買いあげっぷりは男前でした(笑)。